福岡市教委の教員採用試験を巡る不正は、よそごとではない。長崎県で学ぶ大学生も同市教委の採用試験を受験している。福岡県の特定大学の出身者だけが“恩恵”を受けたのならば、納得できない受験生もいるだろう。
試験問題検討委員会トップの福岡市教委理事が、出身大学の先輩の元小学校長に2次試験問題案を渡した。その内容が同大卒業生を対象としたセミナーで配布されたらしい。
【毎日新聞】
教員になるためには、教員免許状を持っているだけではだめで、公立学校の場合は、教員採用試験を通過して採用されなければいけません。
そんな中、大学の教育学部も、学校教員以外の進路にも対応できるよう、カリキュラムが変わってきたほどの状況でこの不祥事!!!
教育という立場に身を置く人たちなのにも関わらず、こんな状況で何を一体子供たちと育んでいくのだろうか?
かなり残念な出来事です。
さて、その採用試験の競争率だが、2007年前後の団塊の世代の定年退職による欠員増や、少人数学級の増加による教員不足もあり、ようやく、最近は、採用率も上向きになってきます。
また、教員採用試験は、都道府県や政令指定都市別に行なわれるため、地域間による合格率の格差が大きくなってきますが、教員採用試験に受かりやすいのは、ベテラン教員が大量に定年退職して教員不足になる、東京や大阪、名古屋などの大都市です。
今後も状況の変動が見られそうです。
教員を目指す方は、常に情報の収集をしたいところです。
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